肩書き間違ってると恥ずかしいから一回確認しよ
名刺交換をしたときに相手の会社組織は個人事業なのに肩書きに「代表取締役」と書かれている方がいますが完全に間違っています。個人事業でその肩書きはあり得ない。ちょっと恥ずかしいのでコレを機会に確認しましょう。
個人事業で代表取締役は何が間違っているのか?
代表取締役という肩書きは株式会社でしかあり得ません。何故なら代表取締役は株式会社を代表する存在として法律に書かれているからです。そもそも「取締役」という肩書きが株式会社にしか存在出来ません。
(株式会社の代表)
第三百四十九条 取締役は、株式会社を代表する。ただし、他に代表取締役その他株式会社を代表する者を定めた場合は、この限りでない。
2 前項本文の取締役が二人以上ある場合には、取締役は、各自、株式会社を代表する。
3 株式会社(取締役会設置会社を除く。)は、定款、定款の定めに基づく取締役の互選又は株主総会の決議によって、取締役の中から代表取締役を定めることができる。
4 代表取締役は、株式会社の業務に関する一切の裁判上又は裁判外の行為をする権限を有する。
5 前項の権限に加えた制限は、善意の第三者に対抗することができない。
個人事業主の肩書きは?
法人でない会社の肩書きとしては「代表」が一般的でしょう。個人の飲食店なら「店主」など。これらは法律用語ではありませんが、肩書きで組織の代表者であることを示しています。
社長って?
個人事業主の肩書きで名刺に「社長」と書いてある例はあまりないかな?社長は自分から名乗るというより相手から呼ばれるものではないか?「社長」の定義が法律で記載されている訳ではないですが会社を代表する存在として記載があります(コレしか書かれていない)。
(表見代表取締役)
第三百五十四条 株式会社は、代表取締役以外の取締役に社長、副社長その他株式会社を代表する権限を有するものと認められる名称を付した場合には、当該取締役がした行為について、善意の第三者に対してその責任を負う。
持分会社の代表者の肩書きは?
合同会社などの持分会社の代表者ですと法律的に肩書きは「代表社員」となります。「社員」というのは持分会社の出資者を指し、社員の中から代表社員を選出します。「社員」と聞くと「会社員=従業者」のような認識であることがほとんどでしょうが法律上は経営側を指す言葉なのです。
(持分会社の代表)
第五百九十九条 業務を執行する社員は、持分会社を代表する。ただし、他に持分会社を代表する社員その他持分会社を代表する者を定めた場合は、この限りでない。
2 前項本文の業務を執行する社員が二人以上ある場合には、業務を執行する社員は、各自、持分会社を代表する。
3 持分会社は、定款又は定款の定めに基づく社員の互選によって、業務を執行する社員の中から持分会社を代表する社員を定めることができる。
4 持分会社を代表する社員は、持分会社の業務に関する一切の裁判上又は裁判外の行為をする権限を有する。
5 前項の権限に加えた制限は、善意の第三者に対抗することができない。
合同会社なのに名刺の肩書きに「代表取締役」などと書いてしまえば「ホントになんにもわかってない人だな」となってしまうので書いてしまっている人は今すぐ名刺を変えましょう。
ちなみに「弁護士法人」「行政書士法人」などの士業法人の代表者も「代表社員」が法律的な肩書きになります。
その他の肩書き
会長 会社の創業者などが勇退した後に名誉職として設けられていたポジション。またホールディング企業のトップなど「社長の上のポジション」を指す。夜の世界でも人気の出てきた役職名。法律用語ではありません。
オーナー 基本的な意味は「所有者」。夜の業界では特に「人気な肩書き」。株式会社では「所有と経営が分離している」という考えがあります。出資者が所有者となり、それに雇われた物達が会社の運営を行なうという、ようするに資本家のことですがオーナーの意味はこれを指す。
常務・専務 通常は取締役の中から選出され会社の意志決定に影響を与えます。法律用語ではありません。
店長 ある店舗における代表者のこと。複数店舗の代表者を兼任している場合は「エリアマネージャー」「スーパーバイザー」に進化する。風俗営業においては「管理者」である場合も。管理者ならばは1店舗につき一人が原則(例外あり)。
マスター 主にバーの責任者を指す。代表者本人である場合が多いが、夜の業界においては一定の年齢と風格を備えていると客側が勝手にマスターと呼んできます。
主任 ある部署の責任者を指す言葉。その部署における実力ナンバーワンで、上から信頼され、部下からも慕われるヒーローポジション。しかし、仕事ができないと上からの重圧と下からの突き上げにさいなまれる悲しいポジション。改正前の風営法ではホストは全員この役職を目指していた。役職者しか興味がない顧客の場合、とりあえず主任を指名するなどなにかと人気のポジション。
ママ 本来は家庭における子を持つ母を指すが、夜の業界おいてはスナックやキャバクラなどの女性代表者を指す。非常にパワフルな場合が多く、酔っ払いの扱いに長けている。男性の「マスター」が平のアルバイトでも風格などの条件が揃えばマスターと呼ばれのに対し、ママはママっぽくない場合もあり、完全に代表者や責任者を指す役職名として定着している。ちなみに夜の業界において「パパ」という名称は非常に不名誉であるのが原状だ。
POINT
✅肩書きで定められた肩書きもあり間違っていると恥ずかしい。
✅法人なら代表取締役。個人事業主なら代表を名乗るのが基本。
✅社長という語は、対外的に会社の代表者を指す便利な言葉。
✅持分会社なら代表社員が代表者。社員とは法律上は経営側を指す。
✅役職には人気なものがある。不名誉なものとしてパパが代表的。
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