ホリエモンも認めた?スナックは飲食の究極の形!

 夜の路地裏に怪しく光る店...スナック。ずいぶん古そうな外観だけどなんで潰れないんだろう?
今回はホリエモンこと堀江貴文氏や、税理士YouTuberのスガワラ君こと菅原由一氏も認める究極の飲食業態スナックの凄さについて記載します。

コミュニケーションという本質

 堀江氏は、某飲食事業者向けイベントで「時代の最先端をよみながらアウトプットしている人間が共通してスナックにたどり着いています。」として、どんなに時代が進んでAIが台頭したとしても、コミュニケーションという本質的な所を捉えたスナックの需要は無くならないし飲食業の究極の形であると公演したそうです。

低コストな業態

 続いては、税理士YouTuberのスガワラ君こと菅原由一氏の著書「タピオカ屋はどこへいったのか?」より「場末のスナックはどうやって稼いでいるのか?」を参照し、スナックが業態として優れている3点を記載します。

1.出店と運営のコストが安い

 著者によると、居酒屋やキャバクラが繁華街に多く出店しているのに対し、スナックは少し離れたところにあるので店舗の家賃が安いという。

 営業場所に関してはいろいろあるでしょうが、確かにスナックは家賃6~10万くらいの場所で営業しているイメージです。対してキャバクラは10万~45万という印象です。それは立地場所もあるでしょうが、店舗の面積が段違いです。キャバクラの場合、営業所面積で最低80m²は必要な印象ですが、スナックの場合、営業所面積40~50m²ほどがほとんどです(弊所が対応した店舗の印象)。
 後述するように少人数で多数人に対して接客するし、「ママがいてカウンターがある小箱」というイメージが浸透しているので箱が小さくても成立する。コミュニケーションを神髄とするスナックにあってはむしろ狭いほうがいいくらい。

2.1対複数だから人件費が安い

 著者によると、スナックは業態の点からみてもコストの強みがあるとして以下を例示しています。

①居酒屋と比較すると、居酒屋はメニューが豊富であるためコストが高いが、スナックはメニューが限定的であるため低コスト。
②キャバクラは豪華な内装の中で、1対1に近いような接客を行なうが、スナックはママやチーママが1対複数でカウンター越しに会話するため人件費が安い。運営コストが低ければ価格設定も低くできる。
③こじんまりした店内は落ち着いて飲むことができるし、ママなどとの距離も近くなる。

 以上を例示し「スナックは、安く落ち着いて飲めることが長所で、それが他の飲食店との差別化になっている。」と紹介している。
 距離が近くなって仲良くなるのは客とママだけではない。スナックは客と客が仲良くなる場でもある。そんなスナックの特殊性を活かして「町づくりの新たな居場所」として営業するのが「福井街中スナック」。こちらは地域のコミュニケーションの場として客同士が仲良くなることを目的としている。コミュニケーションを主軸に置くスナックにしかできない店のあり方と言える。

3.ストレスフリーの場が必要

 最後に著者は、スナックという場所が人生の満足度を高めるサードプレイスの条件を満たすとしている。利用者は家でもない職場でもない第三の居場所(サードプレイス)としてスナックを利用し、お財布に負担をかけずに息抜きできると締めくくった。

 店にもよりますが、スナックには独特のしきたり?あるある?が発生する場合があります。
まず、お会計が謎の場合。計算したら絶対この金額にならないのに驚くほど安くなっていたりして、逆に申し訳なくなってくる。伝票の金額合計だけ破ってもってくるので優しい不明瞭会計が行なわれます。
 そして勝手に代行呼ばれる場合があります。まだ閉店時間でもないのに代行が到着して実に丁寧な強制チェックが実施されます。ただ、そういった奥深さも含めて第三の居場所として申し分ないと言えるのでしょう。

終わりに

 堀江貴文氏、菅原由一氏の二人が評価してくれたスナックという業態。スナックは、日本の映像作品において頻繁に登場します。一定の形が存在し絵になるからだと思います。そんなスナックは「スナック文化」と位置づけられ国際団体にも評価されているのだとか。

 風俗営業1号許可において色恋営業等が禁止された今、色恋よりも人と人の会話に焦点を当てたスナックという業態は法律的な意味でも評価されて良いのではないでしょうか。 

※「スナック」という名称で営業していたとしても接待行為に該当する営業を行なう場合は風俗営業1号許可の取得が必要ですのでご注意下さい。